今日は、最近読んだ本を紹介します
Amazon創業者の伝記
今回、紹介するのは「ジェフ・ベゾス 果てなき野望(ブラッド・ストーン著、井口耕二訳、滑川海彦解説、日経BP社)」というAmazon創業者ジェフ・ベゾスの伝記です。ベゾスは秘密主義で有名で、これまでAmazonやジェフ・ベゾスについて分析しようとしたジャーナリストなどの試みはうまくいかなかったそうですが、この本の著者はベゾスから支援を取り付けて関係者への取材も許可されたそうです。このため、Amazon創業からアメリカ有数の企業へと成長して様や、ベゾスの生い立ちなどについて詳細に記述されています。
中でも、規模拡大に伴い物流システムが大混乱に陥り現場が疲弊している状況から立て直しを行い、今日のような短期間での配送が可能となる仕組みを作り上げていく部分については、どのようにしてAmazonの強みが形成されていったかに知る事ができ読み応えがあります。
ジェフ・ベゾスはヘッジファンドで働いていた
この本を読んで驚いたのは、ベゾスはAmazon創業前に金融工学を活かしたヘッジファンドにて勤務していた点である。ヘッジファンドで勤務している時に、インターネットの可能性に気づきAmazonのもととなる「インターネット企業がメーカーと消費者をつなぎ、世界に向けてあらゆる商品を販売する」というアイデアを思いつく。その後、勤務先の新規事業として立ち上げたのでは自分の会社にならないとの思いもあり、勤務先を退職しAmazonを創業。
この本から、何か偉業を成し遂げる人物というのはアンテナを広く張めぐらし、自分なりにこれからどのように世の中が変化していくか考え、自分はどういった世の中にしていきたいのかビジョンを有しているんだなぁ(また、そのビジョンを周りに強く表現している)と実感させられる。
また、なぜネットで販売する商品として本を選んだのかという点についても触れられるなど創業時の秘話が随所に見られておもしろい。(当初の会社名はAmazonではなかった!)
歴史的な創業者のパワー
やはり、歴史的な企業の創業者のパワーはすごい。事業に自分の人生をかけると心に決めているからか、とにかく周りを巻き込んでめちゃくちゃな勢いで進んでいく。そして、スティーブ・ジョブズの伝記も読んで思ったが、こういった創業者は他(従業員・ライバル)への攻撃性が強いし、生き残るためであれば手段を選ばない(事業に人生をかけているから、思うように動かない従業員などに対して厳しく当たってしまうのかもしれない)。
あと、障害や危機に直面した際にブレクスルーする力が超人的。ただ、危機を突破した際の内面や頭の中では分からないので、やはりこういった伝記を読んだだけでは成功(勝ち)パターンを掴みきるのは難しい気が。。。
スティーブ・ジョブズの伝記Steve Jobs |
ゼロからではない
当初、Amazonが行ったウェブでの書籍販売も既に始めている企業があったし、電子書籍のキンドルや各種ストリーミング事業にも先行者がおりライバルへの対抗などのために参入したものもある。ただし、いずれもAmazonの掲げる「顧客第一主義」のもと、どうすれば他社よりもより良いサービス(利便性が高い、価格が安いなど)を顧客に提供できるかを突き詰めている姿勢が印象的(また、自社で出来る事・出来ない事を検証してノウハウなどが不足している部分があればM&Aなどの手段も厭わない点も日本とは違っておもしろい)。
やはり、いろいろなビジネス書などにあるように、自分たちの強みを把握してそこにフォーカスするといのは非常に大事なのかもしれない。
まとめ
- この本を読めばAmazonの創業からアメリカを代表する企業へ成長していく過程が分かる
- アンテナを広く張り巡らし、世の中がどう変わっていくか、自分をどんな世の中を作っていきたいか考えを持つ!
- 歴史的企業の創業者のパワーは凄い!(その分、他者への当たりも強い)
- Amazonの数々の事業は、全くゼロから思いついたものではない(だけどここまで大きくなったかがおもしろい)
- 強みにフォーカスするのが大切
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